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無双設定な趙馬です。心持としては2基準。
勝気な馬超さんと必死な趙雲殿がいます。 告白編です。 まずは馬超さん視点で 「馬超殿!!好きです!!」 「・・・・はぁ。」 仕事が滞りにっちもさっちも行かなくなって仕方なく苦手な軍師殿に分からない所を聞きに行こうと書簡を手に執務室を出て回廊を歩いていたら真剣な顔をした趙雲に呼び止められ先の台詞。これからの事を考えさっさと終わらせてしまおうと少し憂鬱になっていた馬超は飛び込んできた余りにも唐突な告白劇に満足に反応出来ずただ阿呆のように突っ立ち呆然と相手の顔を見た。 純粋に吃驚したのもある。かの有名な長坂の英雄が自分を好いているという。しかも場所を弁えずいつ誰が通るとも分からないこんな回廊のど真ん中での告白だ。からかっているにしては眼が真剣すぎるし趙雲という人物はこんな冗談をおいそれとやってのけるほど器用でもない事を蜀に降ってからの短くない付き合いで知っているつもりだ。戦場では鬼神の如き働きをするが普段の彼は誠実で生真面目、悪く言うと堅物が服を着て歩いている様な物だと専らの噂だ。 どれ位の間固まっていたのか、凡その時間は分からないがそう長い間でもないだろう。 知らずに強張っていた体をほぐす為に馬超は一つ深呼吸した。 「・・・趙雲どの、立ち話もなんだ。俺の執務室へ行こう」 「ぁっ、はい。」 話をするにしても場所が悪い。誰が通るとも分からない所だし冬も近付いてくる時期で吹きさらしの外は寒い。提案を口にした馬超は同意を得る事無く趙雲に背を向けて来た道を戻る。急ぐ物でなし、書簡の件は趙雲との話が済んでからで良いだろう。 趙雲は此処が回廊だと今気が付いたという様な顔をして慌てて背を向けた馬超の後に続いた。 「さて・・・趙雲殿、さっきの言葉の返答の前に一つ窺いたいことが在る。」 「なんでしょうか?」 火鉢の熱で外よりは暖かい執務室へ入ると体が冷えていたのかじんわりと熱が肌を温める。馬超は持っていた書簡を机の上に置くと振り向き様に質問を投げかける。 「貴殿の言う好きとは同じ武人として、仲間としての好きか・・・?それとも、俺に懸想しているという意味の好きか?」 「貴方に懸想しています。」 「・・・・そうか」 間髪入れず返された返答に嘘は無さそうだ。趙雲の態度で分かっていた筈だが確かめずには居られなかった。なんと言っても彼はかの有名な長坂の英雄なのである。馬超の宿敵である曹操の軍勢凡そ一万の中から劉備の子、阿斗を救い出したのは目の前の男で、その話は中華全土の民が知る事実。まさに一騎当千の働きをする蜀が誇る最強の武人なのだ。しかも偉丈夫。世の女性が騒ぐのも無理は無い。叶うならば彼の妻にと望む女性は数え切れないほどいると聞く。見合いの話も幾度か上がっているがその悉くを断っているという。事実、馬超が蜀に降ってから彼が見合いの話を持ちかけられ断わったと言う噂を何度となく耳に挟んだ。 その彼が自分に懸想しているという。 さてどうしたものか・・・と痒くも無い首筋を掻く。困った時の馬超の癖だ。 馬超としては趙雲の事を憎からず思っている。好きか嫌いかと問われれば間違いなく好きだと言えるだろう。 元々人付き合いが苦手な上、降将の新参者でありながら劉備に厚遇された事で古参の将達から嫉妬を向けられ孤立し周囲の者となかなか馴染めなかった馬超にそんな事を気にせず良くしてくれたのは趙雲だった。 良い男だと思う。だが、懸想しているかと云うと答えは否だ。同じ武人として尊敬している。友としての好きだ。 それに、馬超に男と睦む趣味は無い。 が、趙雲に好きだと言われ悪い気はしていない。 面白い男だ・・・・。 PR
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